ふと独自ドメイン(自分専用のドメイン)を取得してみたくなり、さっそくやってみることにしました。 (2015-01-29取得完了)
安くなった、というのも理由なんですが。
.comだと1年間で1,000円前後ですから。毎月缶ジュース1本飲むぐらいの費用で済む、って考えると取りやすくなったなあと思います。(2015-01-30 ぼちぼち値上げの波が押し寄せてきているようです)
最終的に、取得したドメイン名で管理者宅のサーバー(Raspberry Pi)へアクセスできるようにします。
ともかく、お勉強がてらやってみることにしました。
うーむ、2~3日悩みました。
好きな単語をいくつも組み合わせながら、そのドメイン名が空いているかどうかを、片っ端から調べます。
また、トップレベルドメインは .jp は値段が高い(だいたい .com や .net の2倍、といっても2,000円ちょい)ので、.com または .netを狙います。
調べ方は、Linux(手持ちのRaspberry Pi)で以下のコマンドを実行し、結果をチェックします。(ドメイン検索できるホームページもあるがブラウザでちまちまやるのはかったるい)
例:
$ whois foo-bar-baz.com
すでに誰かが取得していると、その所有者に関する情報がずらずらっと画面に表示されます。
(実際の使用者情報ではなく、ドメイン取得業者の情報が表示されることが多々ある。要するに利用者が自分の情報を非公開にしている。もしくはその業者がそのドメイン名を握っていて眠らせている場合もある。ともかく、住所や管理者名のようなものが表示されたら、そのドメイン名は取得できない)
あまりにも頻繁に上記コマンドを実行するので(なにしろ、どれもこれも使われている)、不正アクセスで怒られやしないか、などと思いながらの四苦八苦でした。
で、結局以下のドメイン名をひねり出した次第です(今見ているこのサイトです)。
意味は・・・ま、あるようなないような。
ドメイン名
angelcurio.com
ドメイン名の検討と並行して業者を比較・選定します。
いろいろと検討、比較、およびヤマ勘により下記に決めました。
スタードメイン http://www.star-domain.jp/ (運営会社 ネットオウル)
ここは費用の支払い方法が独特で、
「ネットオウルプリペイド」という一種のプリペイドを購入し、それをドメイン取得代金に充てる、ということをします。
(クレジットカードの場合500円以上の任意金額を指定できるようです)
また、ドメイン取得費用の20%をポイント還元してくれて、ここの運営会社の他のサービスの費用に充当できる、という仕組みがあるのですが、残念ながらドメイン取得・更新・移管費用にはポイントは利用できませんのでご注意ください(来年の更新費用に使えるじゃないか~なんてお得なんだ~と思っていて、実はできないことに後から気づいたorz)。
ドメイン名をあらかじめ決めてあれば、あとの手続きは特に迷うことはないと思います。
必要なものは、メールアドレスとクレジットカードぐらいでしょうか。
「取得する」ボタンを押すと次の画面に進み、取得の手続きを行います。
が、実はプリペイドをあらかじめ購入しておかないと、手続きが進まないのでした:-)
これで無事手続きが済めば、そのドメイン名はあなたのもの、ですはい(画面のキャプチャー取り忘れました)。
取得したドメインは、下記の一覧で確認確認できます。
とりあえず1年分ということで、有効期限は 2016-01-29 までとなります。
(公開すると問題がありそうな部分は塗りつぶしてあります)
さて、取得したドメイン名を管理者宅の Raspberry Pi サーバーに振る方法です。
ズバリ、ダイナミックDNSを使います(すでに使っているものを設定変更する)。
管理者宅は光回線を引いていますが、グローバルIPアドレスは固定ではありませんので(いわゆる一般家庭向けのNTT光)。
無料のダイナミックDNSサービス MyDNS.JP を引き続き利用させていただきます(感謝)。
MyDNS.JP http://www.mydns.jp/
おおよそ以下の内容の設定を行います。
すると次の画面で「ネームサーバー1」から「ネームサーバー5」までを入力するエリアが表示されるので、デフォルトの ns1.star-domain.jp 等をすべて消去し、代わりに、MyDNS.JPで指定されたDNS名を入力して登録します。
以上でおしまい。ダイナミックDNSへのIPアドレス通知は今まで通り(Raspberry Piでcrontabによりcurlコマンド実行して通知用URLへアクセス、と一息で言ってみる)です。
MyDNS.jp は curl一発でIPアドレス通知できるのがすごく使いやすいです。
補足:
実は、管理者宅内LAN上のPCから上記のドメイン名へアクセスしようとするとうまくアクセスできません。光ルーターのWAN側に設定されたグローバルIPアドレスを指定して、LAN側から通信することはできないため*1です。
回避方法は、Linuxのdnsmasqと光ルーターの設定変更の合わせ技、を使います( Apache+PHP構築のdnsmasqを参照)。
whoisコマンドで表示される登録者情報は、デフォルトではネットオウル(スタードメインの運営会社)になっているため、
管理人の住所・氏名などの個人情報がさらされることはありません。
さらしたい人は、自分で情報を入力して公表することも可能です。