(2015-04-08) Linux rasp01 3.18.11+ #776 PREEMPT Mon Apr 6 13:13:58 BST 2015 armv6l GNU/Linux にて試行(wheezy)。 目次 IPv6を明示的に有効化 †Raspberry Pi(Raspbian)はデフォルトでIPv6がオフの状態になっています(というか設定ファイルでオフにしてある)。 ファイル /etc/modprobe.d/ipv6.conf # Don't load ipv6 by default alias net-pf-10 off #alias ipv6 off 変更後 # Don't load ipv6 by default -> loading #alias net-pf-10 off #コメントアウト #alias ipv6 off リブートしなくてもIPv6を有効にすることはできますが、一応動作確認の意味でリブートするのがよいと思います。 $ su # modprobe net-pf-10 (または) # modprobe ipv6 IPv6が勝手に有効化 †半ば常識と思いますが、他のモジュールとの依存関係により、冒頭の設定ファイルを修正せずともipv6のモジュールが自動的にロード・有効化する場合があります。 $modinfo bridge filename: /lib/modules/3.18.9+/kernel/net/bridge/bridge.ko alias: rtnl-link-bridge version: 2.3 license: GPL srcversion: DB326577D544FC7502648FC depends: stp,llc,ipv6 intree: Y vermagic: 3.18.9+ preempt mod_unload modversions ARMv6 IPv6アドレスの自動割り当て †IPv6が有効になると、IPv6アドレスが自動的に割り当てられます(デフォルト動作)。
これらは ifconfig コマンドの出力で確認できます。 inet6アドレス: fe80::aaaa:bbbb:cccc:dddd/64 範囲:リンク inet6アドレス: 2408:xxxx:xxxx:xxxx:aaaa:bbbb:cccc:dddd/64 範囲:グローバル というような行が出力されていると思います。 ご参考 https://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No32/090.html 2016-02-02追記 Linux rasp01 4.1.13+ #826 PREEMPT Fri Nov 13 20:13:22 GMT 2015 armv6l GNU/Linux もしかして・・・NTTの光でんわルーターが情報をくれなくなったとか(勝手に想像)。 リンクローカルユニキャストアドレス †同一リンク上でのみ有効なアドレス、要するにルーター越えられない、だそうです。 グローバルユニキャストアドレス †いわゆるグローバルアドレス(世界中で重複しないアドレス)。 2408:xxxx:xxxx (伏字) 自動割り当ての場合、アドレス生成する際に自動的にルーターの情報を使っているようです。(実はこれをメモしたかったのでこのページを起こしたという・・・) 管理人宅はNTTの光なのですが、その場合上記のプレフィックスは下記の範囲になるらしいです。 2001:c90::/32 2001:d70::/30 2001:a000::/21 2404:1a8::/32 <- 管理人宅はここらへんだが、ルーター再起動で変わったりする 2408::/22 自動割り当てを抑止する方法 †グローバルユニキャストアドレスを自動で割り当てないようにするには、冒頭の定義ファイル /etc/modprobe.d/ipv6.conf に下記のように1行追加し、リブートします。 # Don't load ipv6 by default -> loading #alias net-pf-10 off #alias ipv6 off options net-pf-10 autoconf=0 #1行追加 ちなみに、上記のautoconfの値は、/proc/sys/net/ipv6/conf/default/autoconf の内容を表示すると分かります。 以下、戯言: 宿題 †下記はいずれ実験してみるとします。
自由研究 †下記についてはいつかやるかもしれないし、やらないかも。
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