初回起動時だけはHDMI端子付きモニター(またはVideo-in端子の付いたテレビ)、およびUSBキーボードが必須となる。
管理人はHDMI端子付きモニターを持ち合わせておらず、変換コネクターで
Raspberry Pi -> HDMIケーブル -> 変換コネクタ -> DVIモニター
として使っている。
SDカード、LANケーブル、HDMIケーブル(またはビデオケーブル)、キーボードを Raspberry Pi 本体にセットし、最後に電源ケーブルを差し込むとブートが開始される。
(Raspberry Piには電源スイッチは存在せず、電源専用のMicroUSBポートへケーブルを差し込むといきなり起動するので注意)
起動シーケンスの最後に、自動的に raspi-config コマンドの実行画面が表示される。ひとまず、下記の最低限を設定し再起動する。
メニュー項目 | 概要 |
Expand Filesystem | SDカードの容量いっぱいまで、ファイルシステムを拡張する。 これをやらないとSDカードの容量いっぱいまで書き込むことができない。 |
Change User Password | ユーザー pi のパスワードを変更(ユーザー pi は最初から用意されている) |
Internationalisation Options -> Change Timezone | Asia->Tokyoの順に選択。 |
Advanced Options -> SSH | SSHを起動する |
ここまでやったら、続きは ssh 経由で行うので、ひとまず保存・再起動し、ユーザー pi でログインできるか確認する。
ログインできたらとりあえずIPアドレスを確認し、メモしておく(sshでログインする際に使う)。
pi@raspberrypi ~ $ ip a 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.0.1/8 scope host lo valid_lft forever preferred_lft forever 2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000 link/ether b8:27:eb:xx:xx:xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 192.168.1.126/24 brd 192.168.1.255 scope global eth0 valid_lft forever preferred_lft forever
ネットワーク設定のデフォルトはDHCPでアドレス取得なので、管理人宅ではとりあえず上記の値になった。これは後で固定IPに変更する。MACアドレスは一部伏字となっている。
以降は ssh でログインし作業続行する。
ネットワーク廻りの設定さえ間違わなければ、raspi-config も含めほぼすべて ssh 経由で作業できる。