(2015-03-10)
無線LAN運用実験(全3回)。今回は以下の2回目です。
その1-とりあえずつなぐ で、無線LANをおおよそですが動作させることができたので、今度は有線LANのインターフェースは起動せず、無線LANのみでの運用実験をしてみることにします。
例によって、USB無線LANアダプターは右の写真の GW-USNANO2A です。
無線LAN化する機械は、2号機とし、例によってテストサポート用に 1号機 を使います。
関連する主な定義ファイルはおおむね以下の通りです。
/etc/network/interfaces
auto lo iface lo inet loopback auto wlan0 iface wlan0 inet static address 192.168.1.21 netmask 255.255.255.0 network 192.168.1.0 broadcast 192.168.1.255 gateway 192.168.1.1 wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ ssid="hogehoge" psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx # WPA2-PSK(AES) proto=RSN key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP group=CCMP scan_ssid=1 priority=2 }
有線LANの定義(eth0)はバッサリ削除したので、interfaces ファイルは結構すっきりしました。 wpa_supplicant.conf については、セキュリティ上、一部伏字にしました。
と、ここでいくつか、かなり気になる問題が発生しました。
1号機(有線)から2号機(無線)へ ping を発行すると、反応はあるのですが、数十~百数十ミリ秒の遅延となりました。
無線だしこんなもんかな、と思いつつ、今度は、2号機から1号機へ ping を飛ばすと、数ミリ秒オーダーの遅延でした。
ん~何か変だ。
調査のため、2号機で tcpdump を走らせて様子を見ます。
とりあえず、UDP をのぞいてみます(管理者宅内LANには3秒に1回SSDPがらみのブロードキャストをしてくるうっとおしいプリントサーバーがあったりするので、それがちゃんと届いているかを確認)。
とりあえずコマンドは下記です。
# tcpdump -i wlan0 -n udp
ん~最初の2個ぐらいは表示されるのですが、続きが来ませ~ん。
時々忘れたころにぽろぽろ届いてみたり。
変です、すごく。
管理者宅では、お遊び用に、とある方法で2号機へログインできるように穴をあけてあるのですが(秘密)、ちょっと時間を置くとログインできな~い!!
うちの光ルーターが2号機の無線LANを見つけられないのか。
ひとまず1号機から2号機へ ping を打ち、それから上記をリトライすると、あら不思議、つながります。
ん~謎だ。
無線LANのインターフェースが止まっていたり、接続が切れたりしているわけではないようです。
というわけで、その3-解決編 へ続く・・・