2016-05-09
Raspbian Jessie にて、Postfix によるメールサーバー構築の巻。
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メールサーバーをインターネットへ公開する場合、セキュリティに十分配慮した設定が必要となります。
スパムメールの踏み台になったりしないよう、ご注意ください。
そのような自体になっても当方では一切責任を負えませんのであしからず。
こんな感じで。
2016-05-09時点でのOSバージョンなど。
$ uname -a Linux rasp01 4.1.19+ #858 Tue Mar 15 15:52:03 GMT 2016 armv6l GNU/Linux $ grep PRETTY_NAME /etc/os-release PRETTY_NAME="Raspbian GNU/Linux 8 (jessie)"
必要そうなものを一括でインストール。
# apt-get install postfix
インストールの最中に、CUI上でメールサーバー形式の選択画面が表示される。
あとで最低限の設定を手動でするつもりなので、
を選択する。
すると、インストールが続行する。
インストール時のログはこれ(dovecotも混ざっていますが気にしない)。
インストールが終わったら、ひとまずサービスを停止。
# systemctl stop postfix
OS起動時に自動起動しないようにしておく。
# systemctl disable postfix Synchronizing state for postfix.service with sysvinit using update-rc.d... Executing /usr/sbin/update-rc.d postfix defaults insserv: warning: current start runlevel(s) (empty) of script `postfix' overrides LSB defaults (2 3 4 5). (このあと、同じようなワーニングが大量に出るが、気にしない)
とりあえずありがちなエイリアスを設定。
最初から存在する/etc/aliasesファイルのフォーマットは、Postfixに食わせられるものではないため、修正する(コロンが不要)。
このファイルを変更したら、必ず postmap コマンドを実行し、aliases.dbファイルが生成されたことを確認する。
# diff aliases.orig aliases 2c2,3 < postmaster: root --- > postmaster pi > root pi # postmap /etc/aliases # ls /etc/aliases* -rw-r--r-- 1 root root 52 5月 9 16:13 /etc/aliases -rw-r--r-- 1 root root 12288 5月 9 16:14 /etc/aliases.db (このファイルが生成される)
これがないとPostfixが起動しない。
とりあえずPostfixを起動させるだけなら、
# touch /etc/postfix/main.cf
で空ファイル作れば動く。
設定内容の確認方法だが、
postconfコマンドを実行すると、その時点での設定値をすべて表示することができる。
また、設定ファイル等をすべて無視したデフォルト値を確認するには、postconf -d を実行すればよい。
DovecotによるIMAPサーバーの構築は、また今度、ってことで。
おしまい。